空調の保守契約は必要?有効性についてわかりやすく解説!

ビルメンテナンス
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空調設備は、現代の建物において快適な環境を維持するために必要不可欠な設備です。

しかし、維持するのにメンテナンスをどうしていけばいいのか?施設の管理者の方は悩まれることが多いと思います。

総合建設業(ゼネコン)で設備設計を10年、病院での施設管理を20年経験した私(マッチ棒)が経験を活かして保守契約の有効性についてお話しします。

保守契約を検討する上で役に立つ方法を記事にしていますので、ぜひご確認ください。

オイル社員
オイル社員

マッチ棒先輩!空調設備のメンテナンスって何をすればいいんですか?

マッチ棒
マッチ棒

そうやなぁ~空調設備は結構メンテが大事やからね~。まずはメーカーが推奨している内容から確認や。

メーカー推奨のメンテナンス内容

メーカーが推奨するメンテナンス内容は下記の5つが代表的です。

1.フィルターの清掃・交換
フィルターは埃や汚れを捕らえる役割があって、定期的に清掃や交換しなくてはいけません、空気の流れが悪くなって、冷暖房の効率がガクッと落ちることがあります。メーカーは一般的に、家庭用では月に一度、業務用ではもっと頻繁に掃除することを勧めていますが、年2回程度が実情ではないでしょうか。

2. 熱交換器の洗浄
熱交換器が汚れると冷暖房効率がガタ落ちすします。年に1回くらい専門的な洗浄が推奨されており、特に湿気が多い環境だと、汚れがすぐ溜まるので、定期的に掃除する必要があります。しかしそこそこ費用が掛かるため、定期的な洗浄は難しいですね。

3. 冷媒ガスの点検・補充
空調設備の冷媒ガスは長く使うと微量の漏れが出ることがあって、ガスが減ると冷やしたり暖めたりする力が一気に落ちます。また冷媒漏れを確認した場合は早急に修理することが義務化されており補充するだけではダメです。機器の能力よって頻度や内容は違いますが定期的な点検が必要です。

4. 配線・電気系統のチェック
配線やコンプレッサーの動作も、定期的に見て異常がないかチェックする必要があります。特に電気系統がトラブると、設備の故障だけではなくて、火事のリスクも高くなるので、安全性の観点からしっかり確認する必要があります。

5. ドレン排水の確認
冷房を使うとドレン水が出ます。その時ドレンホースが詰まったり、配管に異常があるとドレン水が逆流してエアコンから水があふれてくることがあります。サーバー室や高額機器を取り扱う施設で、ドレン詰まりが原因で水漏れすると大きな被害が出る場合もあるので、注意が必要です。


稼働時間による考え方

オイル社員
オイル社員

実はうちの会社の新しい施設の空調設備なんですけど、メーカーからはフルメンテナンスの契約を勧められたんですけど、これってどうなんです?

マッチ棒
マッチ棒

それな!まずは 空調の稼働時間を考える必要があるで!

メーカーのメンテナンス契約の種類には契約の条件に『13年または3万時間以内なら部品代込みでいくら』とか、『15年または6万時間以内ならいくら』などがあります。
365日24時間動かす設備は特に要注意です。たとえば、昨今はサーバールームなんかでちょっと止まっただけでも大損害につながりますので、細心の注意が必要です。

オイル社員
オイル社員

そうですね、仮に24時間フル稼働としたら、1年で365☓24やから…8,760時間か…。あれっ!6万時間なんかすぐいきますやん。10年もかからへんのか!

マッチ棒
マッチ棒

そうやで。こういう長時間稼働する系統は、フルメンテナンス契約を結んどいた方が安心やわ。特に部品代込みやったら、コスト的にも得することもあるしな。

ただ注意点が一つあります。

長時間稼働する系統はメンテナンスの基準時間をすぐに超えてしまうので、メンテナンス契約をする時はなるべく長い時間のメニューを選んでおく必要あります!

メンテナンスの基準時間を過ぎてから故障が出始めたら、結局部品代もかかるし、何のために今までお金払ってたんやろう…ってなることになります。

実際に故障が発生するのは7年経過後か、4万時間経過後程度が経験上多いので参考にしてください。

マッチ棒
マッチ棒

結局はメーカーは故障が発生する時期を一番理解していてメニューを設定しているんやろな


フロン排出抑制法への対応

オイル社員
オイル社員

それとフロン排出抑制法って最近めっちゃ厳しなったんちゃいましたっけ?

マッチ棒
マッチ棒

その通り。フロン排出抑制法では、冷媒ガスの漏洩点検を定期的にせなあかんし、もし漏れとったらすぐ修理せなアカンで。

冷媒ガスの漏洩点検はフロン排出抑制法で義務化されています。サボるとペナルティがあります。

特に大型設備がある施設は、きちんとした管理が必要でフロン点検が含まれたメンテナンス契約を結んでおくこともお勧めします。

フロン排出抑制法の詳細については下記をご確認ください

フロン排出抑制法とは?【具体的に!わかりやすく解説!】

オイル社員
オイル社員

うちの施設、サーバールームもあるし、空調止まるとエライことになりそう…。医療施設とかも同じでしょうけど、工場でも空調が止まると生産ラインに響くから、こういう重要な場所は契約した方が良いなぁ。


契約の選定ポイント

サーバールームや病院、工場みたいに、空調が止まると損害大きなところは、フルメンテナンス契約を結んでおくことを推奨します。逆に、オフィスみたいにそこまで影響がでないところに関しては、部分的なメンテナンスに留めてコストを抑えることをお勧めします。

要は場所ごとに契約を分けて考えた方が良いですね。メーカーの提案も精査して、最適な選択をするようにしましょう。法令遵守と設備の安全を確保しながら、コストパフォーマンスを最大限に引き出す方法を見つけるのがいいですね。

オイル社員
オイル社員

マッチ棒先輩。ありがとうございました。めっちゃ参考になりました!

マッチ棒
マッチ棒

オッケーいつでも相談してきてな!

病院におススメの空調設備の選定方法はこちらの記事をご参考にしてください

病院におススメの空調方式は?【病院の施設管理員が徹底解説!】


まとめ

工場や病院でも重要な系統に絞ったり、系統ごとに稼働時間を想定したりと、メーカーとも相談してカスタマイズしてもらい、コスパの良い契約をするのが最良ですね!

もし、疑問点や悩んでいる事例があれば、コメントして頂ければわかる範囲でお答えします。

ではまた!

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