これからマイホームの購入を検討されている方は、家族と長~く安心して暮らしたい!と夢を膨らませているのではないでしょうか?その大事なマイホームを選択する基準の一つに「住宅性能評価」というものがあるのをご存じですか?
一般の方はあまり聞いたことがないのでは?
ここでは新築購入時にチェックししておいたほうがいい「住宅性能評価」について記事にしていますので是非参考にしていってください!

マッチ棒先輩~。友達がマイホームの購入を検討してるんですけど何かアドバイスできる事ってありますでしょうか?

マイホームか~!人生で一番大きい買い物やもんな~それはじっくり選ぶ必要があるな。私なら「住宅性能評価」を基準に選ぶことをおススメするけどな~

「住宅性能評価」。。。それって何ですか?聞いたことないですけど。。。

OK!それならいつものようにわかりやす~く説明しますよ!
「住宅性能評価」とは?
住宅性能評価とは、「住宅性能表示制度」に基づいて定められた住宅の性能に関する基準に従って、国に登録した第三者機関が客観的に行う評価のことです。住宅の通知票みたいなものですね!
住宅性能評価で一定の基準を満たした住宅は、住宅ローンの金利の優遇や地震保険料の割引などさまざまなメリットがあります。そちらについては後ほど詳細を説明します。
まず住宅性能評価は大きく2種類あります。
設計段階で図面をもとに評価する「設計住宅性能評価」と、建築中や住宅完成後に検査し評価する「建設住宅性能評価」の2種類です。
設計住宅性能評価とは、登録住宅性能評価機関が住宅の性能評価基準となる「評価方法基準」をもとに、設計段階で図面をチェックした評価のことです。
一方、建設住宅性能評価とは、登録住宅性能評価機関が実際に建築中と完成後の現場を検査することで、設計住宅性能評価に表示された性能に対して基準を満たした住宅であるかを評価することです。

出典:国土交通省「新築住宅の住宅性能表示制度かんたんガイド」

住宅ローンの優遇は絶対にゲットしたいところですね!

そのほかにもメリットはあるんで「住宅性能評価」は取得しておくことを強く
おススメするで~!

早速ですけど、どうやって「住宅性能評価」を取得すればいいんですか?

慌てない、慌てない、もう少し「住宅性能評価」の中身を説明してから~っ
「住宅性能評価」の評価内容は?
新築住宅の住宅性能は以下の10分野で評価されます。
(画像については国土交通省HP住宅性能表示制度かんたんガイドより引用)
[ 1 ] 構造の安定(必須):地震や風、積雪の影響による建物構造の安定性(強度)

[ 2 ] 劣化の軽減(必須):建物の柱や壁、土台など構造躯体の劣化を軽減させるための対策

[ 3 ] 維持管理、更新への配慮(必須):点検・清掃・補修のしやすさといった維持管理の容易さ
[ 4 ] 温熱環境・エネルギー消費量(必須):暖冷房に使用するエネルギー削減のための、建物の「外皮(外壁や窓など)の断熱等性能」と設備の性能を総合的に評価した「一次エネルギー消費量」の2つ


[ 5 ] 火災時の安全:火災が発生した場合の避難のしやすさや、延焼のしにくさ
住宅なら火災感知器の設置基準を満たしていけば等級は上がるよ!

[ 6 ] 空気環境:ホルムアルデヒドの発生を抑制する換気対策などを講じているか評価

[ 7 ] 光・視環境:居室全体の開口部の合計に対する各方位の開口部の面積の割合を評価
[ 8 ] 音環境:遮音性能に関する対策がなされているかを評価
[ 9 ] 高齢者等への配慮:バリアフリー化、手すりが設置されているなど高齢者等の移動や廊下の幅など介助しやすい環境について評価
[ 10 ] 防犯:外部からの侵入防止のための防犯対策を評価
*なお、2022年11月7日の「日本住宅性能表示基準」及び「評価方法基準」の改正で、断熱等性能等級6、7(共同住宅等)が新設され、断熱等性能等級5、一次エネルギー消費量等級6の評価方法に誘導仕様基準が追加されました

特に[1]~[4]の必須項目は長く安心して暮らせる住宅にとって必要なことですね!

そう!それを第3者機関が客観的に評価してくれるところがいいよね!

なんとなくではなく具体的に評価されているってところがいいですね!

次は最も気になるメリットについて説明するよ~
「住宅性能評価」を受けるメリット!
〇住宅の性能が等級で表示されていて比較しやすい
複数の住宅から選んで購入する場合、住宅の性能が等級で表示されているので、専門知識がない人でも建物の性能を比較的容易に比べることができます。
〇住宅ローンや地震保険の優遇
・長期間固定金利が特徴の住宅ローン「フラット35」では、一定の条件を満たす新築物件の住宅ローン審査で物件の検査を一部省略できる
・耐震性能に応じて、火災保険に特約として付けられる、地震保険の割引を受けられる
・住宅性能評価書の取得と長期優良住宅の認定の両方を満たすことで、税金や住宅ローンの面でさらに多くの優遇措置を受けられます。
〇売却時に優位性がある
住宅性能評価書の交付を受けた物件は、国が認める一定以上の性能基準を満たした住宅ということになります。住宅性能評価書が交付された住宅は、一定以上の性能が確保されていることから、買い手もより安心できます。数値化された明確な評価が付いている物件は信頼性が高く魅力的に見えるでしょう。
〇トラブル時に専門機関を利用できる
設計と建設両方の住宅性能評価書が交付された住宅は、万が一住宅の建築請負契約や売買契約で争いになった場合でも、裁判によらず住宅の紛争を円滑・迅速に処理するための指定住宅紛争処理機関(各地の弁護士会)に申請し、対応してもらうことが可能です。
指定住宅紛争処理機関は、裁判ではないため、依頼費用も安く済み、迅速で円滑な解決が期待できます。手数料は1件あたり1万円で、弁護士や専門家の仲裁や調停を受けることが可能です。

結構いろいろなメリットありますね!確かに売却時にも住宅の性能が確保されてるよ~ってアピールできますもんね。紛争処理機関に低コストで相談できるのも、万が一のトラブルの時にも安心ですね!

次は税制優遇や補助金などについて具体的に紹介します!
具体的な税制優遇などの紹介!
住宅ローン控除(減税)が受けられる【重要】
2024年の新築住宅から省エネ基準に適合した住宅でなければ住宅ローン控除(減税)が受けれなくなりました。住宅性能評価では[ 4 ] 温熱環境・エネルギー消費量の項目の断熱等性能が等級4以上、かつ一時エネルギー消費量が等級4以上あれば控除が受けられる範囲となります。
住宅ローン【フラット35】の金利を減らせる
【フラット35S(金利Aプラン)】を利用できれば当初5年間は金利を0.5%下げることが可能!
【試算例】借入額3,000万円(融資率9割以下)、借入期間35年、元利均等返済、ボーナス返済なし、借入金利年1.80%の場合 通常の【フラット35】より総返済額が約80万円もお得です!
技術基準は以下のいずれか1つを満たせばOK!
・断熱等性能等級5以上の住宅で、かつ、一次エネルギー消費量等級6の住宅
・耐震等級が3の住宅
・高齢者等配慮対策等級4以上の住宅
*執筆現在の値です。またその他諸条件がありますのでこちらを参照ください
地震保険料を減らせる【10~50%】
住宅性能評価の[ 1 ] 構造の安定の項目の耐震性の等級によって以下のように地震保険料の割引を受けることができます。
耐震等級1:10%
耐震等級2:30%
耐震等級3:50%

住宅ローンの金利や地震保険料も減らすことができるんですね!

そのほかにも贈与税の非課税措置の延長などもあるよ!

ではそろそろ「住宅性能評価」の取得方法を教えてください!

OK!では取得方法や必要費用などについて解説します
「住宅性能評価」を取得するには?
まず建売住宅の場合はすでに設計や建築が終了している場合が多いため、購入時に工務店や住宅販売店さんに「住宅性能評価」を取得している物件かどうか問い合わせする必要があります。
注文住宅の場合は設計や施工をする建築士や施工会社の担当者と相談して、住宅性能評価書の取得を前提に住宅の建物の構造や設備などをどのような仕様にするか決定し、設計図書の作成を依頼します。
次に、指定されている住宅性能評価機関へ事前に相談します。事前相談の段階で、評価機関の評価員にどの項目のどの等級を希望しているのかなどをあらかじめ伝えます。修正したほうがよい点があれば指摘してもらえて、審査(評価)に必要な書類の確認後、設計住宅性能評価の申請を行うのが一般的と言われています。
評価(審査)が完了して、評価に必要な手数料の支払いが完了すると、設計住宅性能評価書が交付されます。
次に建設住宅性能評価書の申請は事前相談を行ったのち、基礎工事の完了前までに必要書類と手数料の支払いを済ませ申請します。
建設住宅性能評価は、建設中のある段階で現場での検査が必要です。そのために工事の進捗状況に合わせて、事前に検査日程の調整を行います。たとえば、基礎の配筋工事が完了した時、内装の下地張り前の時、屋根工事の完了時、竣工(完成)時といった時点で検査が行われます。
現場での検査には通常、申請者の立ち会いが必要です。もし、設計住宅性能評価書の内容と実際の工事に違いがある場合は、工事の是正または設計住宅性能評価書の変更の申請が必要になります。全ての検査が完了して建物の検査済証の交付後、評価機関へ手数料を支払って設計住宅性能評価書の記載と適合したことが確認されると建設住宅性能評価書が交付されます。
「住宅性能評価」を取得する費用は?
一般的には設計住宅性能評価書のみを取得する場合は10万円前後、建設住宅性能評価書も一緒に取得する場合は20万円前後の費用が必要です。

手続きには結構手間がかかるもんなんですね~建設会社さんには嫌がられそう。。。

建売住宅でも最近では耐震性や省エネ性能なんかで差別化しないと売れない時代になってきてるので、設計士さんや工務店さんも事前に相談さえしていれば対応してくれると思うよ!

申請の手数料もそんなに高くないし友達にはいいアドバイスになりそうです!ありがとうございました!

そやな!新築時にはぜひ私も招待してほしいな~

いや~それはちょっと無理っす。。。
まとめ
申請手数料はそれほど高くないので絶対に住宅性能評価は申請しておきたいところですね。
しかし、正直住宅性能評価書が交付された住宅は、住宅性能が高いほど購入価格が割高になることがあります。しかし、住宅ローン金利の優遇が受けられたり、地震保険の保険料が安くなったりと、長い目で見るとお得になる可能性もあります。また、建物に関して施工上の争いが起きた場合でも専門の機関に紛争解決を低コストで依頼できるといったメリットもあります。
昨今は耐震性や省エネ性能が向上した住宅が多くなっていますし、長く安心して暮らせる住宅という価値はなによりも代えがたいものですよね!
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